2016年度第1四半期は前年103%の拡大 4月の伸長率が5月~6月をカバー

2016年度第1四半期が終了した。アイスクリーム業界はこの3か月間を前年103%、約1325億円と、前年(1285億円)よりも約65億円アップでクリアした。昨シーズン、2年分の成長ともいえる前年106%のアップした後だけに、厳しい状況が予想された2016年度だが、スタート商戦は順調に動き出したといえる。

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7月商戦スタート 第1週は空梅雨・猛暑で稀にみる大幅増 2週目以降は落ち着くものの、月末には難しい判断必要か

7月商戦がスタートし最盛期に突入した。日本列島は九州などの一部を除き、完全な空梅雨模様で、気温も当初からいわれていた通りの猛暑気配の推移となり、アイスクリームの販売は稀にみる大幅増となっている。

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2015年の種類別実績 アイスミルクが152億円の増売!乳原料高でアイスクリーム規格商品が減少した分上乗せか(日本アイスクリーム協会)

2015年の種類別実績は販売実績が①アイスクリーム:1427億円(前年比104.5%)・構成比30.7%②アイスミルク:919億円(同119.8%)・同19.8%③ラクトアイス:1515億円(同105.9%)・同32.6%④氷菓:786億円(同97.4%)・同16.9%で、アイスクリーム・アイスミルクは前年を上回り、氷菓は前年並み、ラクトアイスは前年を下回った。

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これが売れ筋だ!! 2015商品トップ10  トップの「エッセルスーパーカップ」は200億円超え、上位10品で業界の約30%を販売

「冬場の市場拡大」「シニア市場の開拓」を攻略したことが成長要因

2015年度のアイスクリーム業界トップ10を集計した。トップ3は1位に唯一の200億円ブランドである「エッセルスーパーカップ」(明治)、2位は「ジャンボモナカシリーズ」(森永製菓)、3位は「パルム」(森永乳業)という順位で、以下業界を代表する大型商品が並ぶ(販売金額はアイスクリームプレス推定)。

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5月の量販店販売動向 前年ほど気温が上がらず全体でマイナス、アイスクリームも不調(日本チェーンストア協会)

日本チェーンストア協会が発表した5月の量販店販売動向は、食料品では相場安の影響で農産品が苦戦したほか、前年ほど気温が上がらず涼味関連の動きが鈍かった。衣料品や住関品では、気温の影響もあって季節商品に動きが見られなかったことから総販売額の前年同月比(店舗調整後)はマイナスとなった。

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5月のCVS販売状況 前年が記録的な高温で客数に影響を及ぼしたことから、既存店売上高が前年を下回る(日本フランチャイズチェーン協会)

日本フランチャイズチェーン協会発表の5月のCVS販売状況は、西日本を除いて降水量が少なかったものの、昨年の記録的な高温に比べ気温が低かったため、客数に影響を及ぼしたことから、既存店売上高が前年を下回る結果となった。

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2015年家計調査 アイスクリーム類は全国平均8708円(前年108.8%)、都市別支出金額は「金沢市」の10,976円

「冬アイス」で10月~12月は前年115%の伸長

2015年家計調査による菓子類の全国支出調査の結果、アイスクリーム類は全国平均8708円、都市別支出金額は「金沢市」10,976円(108.8%)で、他の嗜好品菓子類と較べ、全国平均・都市別支出金額ともに圧倒的に高く、いずれもナンバー1で、そのデザートの王者であることが裏付けされた。

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